下腿(スネ)、足関節、足の指など

関連ページ 選手生命を左右する障害〜足関節損傷

1、キックの下腿筋肉断裂
2、カラテ試合中のふくらはぎ肉離れ
3、カラテ試合中のふくらはぎ肉離れ:経過報告
4、体操での足首の骨折と修学旅行
5、ふくらはぎの疲労
6、足の指の腱断裂
7、キック、脛の打撲
8、ウォーキングでの足首の痛み
9、かかとの痛み(アメフト)

10、すねとふくらはぎの怪我(柔術)
11、すねとふくらはぎの怪我(柔術):経過報告
12、足首の捻挫(カラテ)
13、アキレス腱痛(ボクシング)
14、すねの腫れ(アメフト)
15、スネがやわらかいのですが...(カラテ
16、足関節の緩み(空手)
17、アキレス腱周囲炎の際の練習(カラテ)
18、スパーリング中の小指の怪我(カラテ)
19、テコンドーでのアキレス腱痛
20、足首の捻挫(格闘技エクササイズ)
21、踵の痛み
22、足関節損傷とカラテ
23、サンドバッグと脛の痛み(キックボクシング)
24、左足の痙攣(カラテ)
25、足首の靭帯とカラテ
26、足首の効果的なストレッチ(テコンドー)
27、脛の腫れ(キック)
28、シンスプリント(ボクシング)
29、サッカーでの足首の緩み
30、足の骨折と柔道復帰
31、中足骨の鍛え方(カラテ)
32、中足骨骨折固定後(カラテ)
33、足刀の打撲(少林寺)
34、骨折と固定期間(野球)
35、前蹴りの際の突きゆび(テコンドー)
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36、足首の痛み(テニス)new


1、キックの下腿筋肉断裂    KICKさん
こんにちは!以前、横突起骨折でお世話になった者です。
すみませんがまたわからないことがあるので投稿させて頂きました。
キックの練習中に左のミドルと出したのですが、軸足の右ふくらはぎに何かが当たった衝撃(実際は当たっていません)、「ドンッ」って感じがあり痛みがあります。
深夜病院に行ってレントゲンをとりましたが骨には異常がありませんでした。ただ歩くのが痛くて、松葉杖を使用しています。アキレス腱は触って痛みがないので大丈夫で、おそらくふくらはぎの筋肉が断裂してるのだろうと言われました。しかし、私自身、目で見える形(レントゲン写真みたいに)で自分で怪我の詳しい状態を知りたいのです。
こんな場合、MRIとかで検査したほうがよろしいのでしょうか?
ご指導のほどよろしくお願い致します。

Re: 下腿筋肉断裂 KICKさん

あれから4日たち痛みと腫れもひいてきました。
ブチッって感覚が初めてだったんで現役は無理かな??とか焦ってしまいました。
まだ痛みで歩けないですが、自分の感覚でしばらくしたら治って練習できそうだという実感があります。
今は松葉杖を使って生活して患部に負担をかけずにしています。
また、経過をお知らせいたします。

軽快されていらっしゃるようでなによりです!
怪我の状態を画像的にクリアーに知るのでしたら、やはりMRIが一番だと思います。(超音波でもいいのですが、説明されて何となくわかった気になる、、、位の感じでしょう。)
ただしお金がかかるのが難点ですね。
怪我の程度を考慮して、検査法も選んでいかれると良いと思います。
KICKさんのように、ご自分の体に興味を持ち、メンテナンスされる方が増えてきています。このホームページをやっていてよかったな、と思います。
あせらず、復帰に向けてがんばってください!

三週間すぎて踵をつけて歩けるようになったんですが,軽くマススパをやってたらプチッと少し切れたみたいです。
すぐに冷やし,テーピングで固めてます。
前程,痛くて痛くて歩けないというほどではないです。
テーピングで固めたら少し痛みますが歩けます。
焦って練習すると逆効果ということを改めて実感しています。


2、カラテ試合中のふくらはぎ肉離れ
やってしまいました・・ 渋谷yuki
渋谷道場の松田です。先生のいない今日の試合でやってしまいました。
組み手で右ふくらはぎの肉離れになりました。聖マリアンナ病院にいったのですが、とりあえず応急処置としてシップを貼った上に包帯、という処置で様子を見てくれということでした。審査が11:30ぐらいに終わって、そのあと氷を買ってきてもらったので、1時間くらい冷やしていたのですが、そのあと病院にいきました。
できれば再発しないように直したいのですが、どうやったら一番よいでしょうか?シップだけではなんかちょっといたいので、今はアイスノンにタオルをまいて、その上に足をのせて寝ています。足の置き場は15cmくらい高くしています。あー。怪我だけは避けたかったのですが、なんせ相手は私より10kgぐらい多そうな(しかも筋肉ばっかり)人だったのですっかりなさけない負け犬状態です。(笑)
早く直して稽古したいです。お時間あるときでよろしいので、アドバイスお願いいたします。

審査会お疲れ様でした。大変でしたね。
初期治療のRICEは3日間くらい続けてもいいと思います。
炎症を抑えるために、湿布を使用されているようですから、これもしばらく続けましょう。
インドメサシンなどの入ったゲル状の塗り薬との併用も効果的です。
しっかり塗りこんだ上に、湿布をしてサランラップを巻くと吸収率があがり効果的です。
痛みが治まってきたら、足首を動かしましょう。自分の足の力だけで動かす、自動運動というものです。
松田さんの場合は次の試合まで時間もあると思いますから2−3週間しっかり治療に専念していいと思います。格闘技だけでなく普段の生活もあると思いますからあせらず上半身や体幹の強化や健側の強化に努めてください。時間をかけてしっかりと治すことが一番の再発予防ですよ!
時間を追ってのご報告、是非お願いします。

3、カラテの試合中のふくらはぎの肉離れ:経過報告

ありがとうございました。
さっそく塗り薬との併用やってみます。
今の現状はつま先だけ床につくならなんとかおそるおそる歩ける感じです。
でもまだ痛みはとれていないので、冷やして足を高くしています。
今週の土曜日あたりにスポーツ医療をやっている病院(慈恵あたり)に
行こうと思っているのですが、そういうところってどういう治療なんでしょうか?
できるだけ再発しないような合理的なプログラムを組んでくれるようなら診てもらいたいなー。と思っているのですが。

スポーツクリニックにいってきました。 渋谷yuki
超音波をとってもらったら、2cm×3cmぐらいで切れているといわれました。血塊を注射で少しとってもらい、骨折したときみたいに右足は固まっています。
火曜日にとる予定です。それまではしばらく動かせないので痛くないところの柔軟に努めようと思っています。
松葉杖とれました。 渋谷yuki 投稿日:2002/07/06(Sat) 12:21
今は登山用の杖をついて通勤等しています。
お風呂に入ったときに足首を曲げるようにして、マッサージもしています。前に杖なしでも歩けると思ってお昼時間に歩いたら右足の筋肉ががちがちになってしまいましたのでまだ杖つきのままです。
お風呂上りには通常の股割りとか、ヒザの体操とかをやっています。あと一週間くらいたたないと両方の足に体重をかけて歩けないと先生にはいわれています。
とりあえず、回復には向っています。
なにか他に有効な体操等あったらアドバイスお願いします。
ps;うー。まだ空手の練習はちょっとできないのでいらいらします。(笑)

良かったですね!体操は暖めるのと冷やすのをうまく利用するといいと思います。
暖める、、、、筋肉や組織の伸展性が増す。
冷やす、、、、運動によって生じた微細な炎症を防ぐ。
後湿布や、塗り薬を運動後に使用しましょう。
必ず治る、という良いイメージを持って治療に励んでください!!!

杖とれました。 渋谷yuki - 2002/07/15(Mon) 23:02

ありがとうございます。
塗り薬は使っていたのですが、シップは辞めていたので動いて痛いときは冷やしてからシップすることにします。
ほぼ健常者なみに歩けるようにはなってきました。まだちょっとふくらはぎが引きつる感じはします。
早く良くなるようなイメージでがんばります!

4、体操での足首の骨折と修学旅行
体操部の16歳の高校生なんですけど、体操の大会で跳馬の着地に失敗して足首の太い方の骨が折れてしまったんです。ギブス&松葉杖になっていまいました・・・ あと2週間で修学旅行なんです・・・  早く治したいんですけど、どうすればいいですか??何を食べたらいいんですか??

食事面では、カルシウムとビタミン類を特に多くとりましょう。
中でもビタミンDは骨を造るのに関係が深いため必要です。
すでに固定していますから、後は時間が解決してくれます。ですから早く治す、というよりも確実に治しながら、いかに修学旅行の準備を行うかがポイントになると思います。
松葉で参加されるとすれば、予想以上に健康なほうの足に負担がかかることを覚悟すべきです。
筋力強化に加えて、歩いた後のアイシングやストレッチ、湿布薬の常備をするとよいでしょう。
松葉のグリップも、包帯を巻いたりゴムを巻いたりして手に負担がかかりにくくしましょう。手をすりむくとその後が悲惨です。もちろんガーゼとカットバンも必要です。手袋やテーピングもいいと思います。
長時間移動では腰も痛くなりますから、腹圧を高めるためにコルセットを装着したりストレッチを十分に行うことが大切です。
それから、みんなの手を借りれるところは借りることです。つい、「大丈夫」といってしまいがちですが、頑張りすぎてかえって足に負担がかかり再骨折、何てことになっては大変です。
あなたの怪我によってかえって思い出深い修学旅行になることもあるとおもいます。しっかりと準備していってください!

ありがとうございます☆★ あいじん - 2002/06/29(Sat) 20:46 No.144
的確なアドバイスありがとうございます!!明後日から修学旅行なんですが、湿布とバンドエイドを常備しながら楽しんできたいと思います★そうなんです・・・松葉で参加するので左足に負担がかかるのがコワイです。腰痛もちなので余計コワイです・・ でも、思い出に残る楽しい修学旅行にしたいと思います!!ありがとうございました!

行ってきました★ あいじん - 2002/07/06(Sat) 20:02 No.149

修学旅行から帰ってきました!!思ったより楽しかったし、皆が優しかったので良かったです♪本当にありがとうございました☆

5、ふくらはぎの疲労 投稿者:jun
以前、腕十字で肘の質問をした者です。その後、アドバイス通り病院でレントゲンを撮ってもらい良好です。ありがとうございました。さて、今日は、ふくらはぎの疲労です。歩いていたりするとすぐにふくらはぎの辺りに疲労を感じます。膝から上は何もないのですが、何かアドバイスがありましたらお願いします。

運動時痛はなく疲労感だけでしたら、電解質異常の可能性はいかがでしょうか??
カルシウムやカリウムが不足していますと筋の疲労感が出てくることがあります。
食生活を見直してみる良いチャンスと思います!!
骨や血管の異常でしたら痛みを伴うことが多いですから、今後症状の変化がないかよく観察してみてください。

6、足の指の腱断裂 投稿者:ターボ 投稿日:2003/03/28(Fri) 00:40 No.272
空手を習い初めて1年になる24歳の男です。
先月、ガラスでケガをしてしまいました。その後、回復したんですが、右足の中指が動かなくなってしまいました。原因は、筋が切れたままになっているからだと最近判明しました。空手を今後も習って行きたいのですが、影響はないのでしょうか?

屈筋腱が断裂している恐れがあります。

早く手術をしたほうがいいと思います。といいますのも、このまま動かさないままほって置きますと、
切れた腱が瘢痕化してしまい、一生動かないままになってしまいます。

切れたまま空手をやっている方もいますが、前蹴りがけれなかったり、試合中転倒が多かったりととても大変で、初期にちゃんと治療すればよかった、との声を聞きます。

瘢痕化する前に、手術をしてくれる病院を探しましょう。


7、キック、脛の打撲 投稿者:魔人 投稿日:2003/07/07(Mon)
 はじめまして。キックの試合で脛をぶつけてから4ヶ月たつのですが痛みがとれません。レントゲンでは骨に異常は無く、ドクターに「血の塊だから1,2ヶ月でそのうち吸収するよ」と言われましたが4ヶ月たっても治りません。練習はしているのですが当たるとかなりの痺れと痛みがあります。ひどいときには歩く振動で痺れと痛みがが出ます。
 自分でも触るとシコリみたいな感触はあるのですが痛くて強く押せません。
 長文になりましたが宜しくお願いいたします。

脛におきやすい障害として、コンパートメント症候群というのがあります。
脛の中の構造としまして、筋膜という膜の中に筋肉、血管、神経がひとつのセット(コンパートメント:筋区画)となっていくつか存在しているのです。
試合で脛をぶつけますと、このセットの中で出血がおきます。
しかしこのセットは筋膜につつまれていますから血液の逃げ場がありません!!コンパートメントの圧はどんどん高くなり、神経や血管を圧迫して運動不全や感覚障害、強い痛みを生じます。
(これを防ぐには、受傷後の徹底したRICEしかありません。)
もちろんレントゲン上は異常はありませんが、魔人さんのおっしゃるとおり筋膜の中の血液の塊が原因となり、今の症状が現れている可能性が高いと思われます。
実際に診察させていただいたわけではないのでなんともいえませんが、4ヶ月経っていることを考慮しますと症状を改善するには外科的処置も必要かもしれません。
あらためての診断を含めて、病院にかかってみることをお勧めいたします。

8、ウォーキングでの足首の痛み 投稿者:マルコ 投稿日:2003/07/14(Mon)
こんにちわ♪マラソン歴1年の33歳の女性です。以前ハムストリング痛の件でお世話になりました。アドバイス通り行ったところ、だいぶ良くなりました。ありがとうございました。今は走らなかったブランクを埋める為少しずつ走り始めています。

さて今回は右足首の痛みです(ーー;)
最近プールでウォーキングを始めました。
その時に軽く走りながら行っていたところ、どうやら足首をひねったようです。普段歩く時は大丈夫なのですが、階段の下り時、ランジをやる時痛みます。足首をぐるぐる回すと、
ごりごりします。痛み始めて1週間ほど経ちますが自然に治りますか?こういう時は足首をぐるぐる回したりするのは良くないですか?ランニングには支障はありますか??
よろしくお願いします。

マルコさん、こんにちは!
ハムストリングスの件、改善に向かいつつあるとのことで何よりです。
ウォームアップ、ストレッチ、ウォーキング、ジョギング、ランニングの順番でゆっくりあげていけばハムに関しては再発も防げると思います!もちろんアフターケアも忘れずに。

さて、今回は足首ですね。

足首の障害はスポーツに関する怪我の中でももっとも高頻度に見られるものです。なかでも、特に多いパターンは内返しといって足の裏を内側方向に曲げる動きで捻るものです。
これで、外側の靭帯(くるぶしの下あたり)を損傷してしまうのです。
足関節損傷は、程度にもよりますが、少し前くらいまでははギプス固定が必要なくらいの大きな怪我でした。いまでも病院やドクターによっては固定を薦められることがあります。そのくらい、靭帯をしっかりくっつけないと足がぐらぐらになってしまう、慢性不安定足関節という状態に陥ります、、、、。
これを防ぎつつ、運動機能を損なわないようにしていくのがアンクルブレースと呼ばれる装具です。
いま、やってはいけない運動は、足首を捻る、回す、といった動きです。ブレースには支柱がついており、足首の捻りの運動を制限する働きがあり、靭帯の癒合を促進してくれます。
まず、最低2〜3週間は、ランニングはいったんOFFにしてこのブレースをしたままでエクササイズをやってみてください!エクササイズの方法は、プロのための格闘技医学のセクションから、「選手生命を左右する障害2、足関節損傷」というコーナーに行っていただければ紹介してあります。

1、内返し予防の筋力強化、2、アキレス腱の柔軟性アップ、そして3、土踏まずで地面を捉え、バランスをとる感覚の訓練という方針で根気よく行ってください。

数週間たって靭帯が癒合しましたら、ゆっくりとしたジョギングから再開です。慣れてくるまではブレースを必ずご使用下さい。
もちろん、トレーニング後の消炎(湿布や塗り薬など)は前回同様効果的ですからと試してみていただきたいです。

PS.おなじ受傷で骨折を伴っている場合がありますからレントゲンでのチェックをお勧めします。

9、かかとの痛み(アメフト)投稿者:かずひと 投稿日:2003/07/23(Wed) 21:16 No.348
はじめまして。
35歳の男(会社員)です。
中・高・大と本格的なスポーツをしていなかった僕ですが、
大学時代数ヶ月で挫折したアメフトを始めて2年半、
週末はガツガツ当たっています。
ポジションはOL/DLです。
しかし、この2月以降踵の痛みに悩まされています。
踵の真後ろを押すと痛い、そして、ダッシュを繰り返しているうちに痛みが増してくる、という按配です。
スポーツ整体で鍼、灸を施術してもらうもなかなかよくならず、近所の外科(スポーツ傷害にも詳しい)
にてレントゲンを撮ってもらったところ、「踵骨腱の
滑液胞(踵とアキレス腱をつなぐ液状の部分)の
石灰化」とのこと。治療、リハビリを行いながら
練習、トレーニングは続けてもいいとの事ですが、
やはり早く走れないのはつらい。また、60分フルで
出ることになるため、スタミナも付けねばなりません。それには、ジムでの筋トレ(週2回)では足りませんよね。(ランニングは中止としています)

10月のリーグ戦に向け、状態を良くしたい。
そのための方策をぜひお教えいただきたいと思います。
(ポイント)
1:踵骨腱の滑液胞の石灰化は治せる(阻止できる)
  のか
2:アイシング、ストレッチのほか、食生活、日常生活、サプリメントなど取り入れたほうがいいもの
3:ランニングに替わるスタミナアップ術


こんにちは!この度は格闘クリニックをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

踵骨滑液包炎は、ご報告のように恒常的なアキレス腱付着部への機械的刺激によって引き起こされる障害です。
石灰化されているということですので、炎症がかなり慢性的に持続していたことが想像されます。

再発を防ぎ、炎症を抑えるということを主眼におきながら今後の治療計画および練習計画を立てていく必要があると思います。

1、石灰化したものは改善することはあまり期待できません。しかし一番大切なのは、付着部の炎症を抑えるということになります。
炎症がなければ、石灰化があっても痛みは軽減されるはずです。

2、全ては、炎症を抑えるために行います。
まず、シューズを見直してみましょう。踵に直接当たるようなものを履いていませんか?シューズのヒールの部分は固すぎませんか?また高すぎませんか?
機械的な刺激を避けるという意味で、アメフト用シューズおよび日常生活での履物に気を配ることが一番の対策です。これからの季節は生活では草履などを多用するのも一つの知恵といえます。(ちなみに下駄や草履は足の指を鍛え、下半身のバランスをとるといった意味で非常に優れた履物で、格闘技、スポーツマンに再評価されつつあります。)
シューズを見直したら、次は踵の保護です。
炎症を起こしている部分の接触を避けるように、パッドやスポンジをドーナツ型に穴を開けて使用すると効果的です。
動いた後のアイシングに加えて、抗炎症剤の入った湿布や塗り薬を使用するのもいいと思います。食生活はビタミンや微量元素が取れるように、野菜を含んだ食事をバランスよく摂取するとよいと思います。
ストレッチは効果的ですね!アキレス腱が固くなってしまうと左右に差が出ますし、足首、膝への負担が大きくなりますから習慣的に行って下さい。カククリでは、PNFストレッチという方法を紹介していますのでご参考いただければ幸いです。


3、アメフトの練習を実際に見たことがないのでどのような練習がベストかはアドバイスしにくいのですが、一般的にいいますと、心肺機能的なスタミナを維持しながら、筋力(特に持久力)をUPしていく練習ということになりますね。
ダッシュ、ランニングは踵に負担が大きいですから、代わりにエアロバイクを取り入れてみてはいかがでしょう?
アメフトの競技特性を考えますと、ゆっくりこぎ続けるのではなく、早く全力でこぐパターンを取り混ぜて行うと効果的かと思います。(同じように水泳も足の負担は少ないです。早く泳ぐ、ゆっくり泳ぐ、を混ぜてやればトータルに筋肉、スタミナが強化されます)あと、格闘技選手がスタミナアップによく用いるのは、サーキット形式のトレーニングです。いくつかの自重トレーニングと軽いウェイトトレーニングを7つくらい組み合わせ、5セット以上こなしていくのもお勧めできる練習です。

以上、いろいろと書きましたがご参考になればうれしいです。
またのご報告、お待ちしております。

丁寧にアドバイスしていただき、ありがとうございました。
自分の所属するチームは7月20日に前期日程を終了し、
夏のオフに入っています。
ただ、チームメイトの紹介で大学生のチームに合流するなど
の予定もあります。
取り急ぎやってみたことですが、

1;シューズの見直し
  ビジネス用はちょうどいいソールを入れているので、特 に問題はありません。
  アメフト用のスパイクは、今まではクリーツ交換式でし たが、スタッドの多い固定式に替えました。
 また、今まではアキレス腱への負担を少なくするため厚め のヒールカップを使っていましたが、これを使わないこと にしました。
  近くのグラウンドで試しにダッシュしてみましたが、
 痛みは少なかったです。
  下駄や草履・・・・浴衣とか着ないのでどうかなとも思うん ですが。でも、結構いいナとは思います。

2:トレーニング
  エアロバイク、水泳を取り入れています。
 水泳は足への負担が少なくていいですね。結構心肺機能も
 鍛えられるし。もう少し泳ぐ回数を増やします。
  ただ、チームでのの練習では「コールダッシュ」は避けて通れません。これは気力でやるしかないですね

10、すねとふくらはぎの怪我(柔術) 投稿者:jun 投稿日:2003/08/02(Sat) 08:22 No.360
柔術をしている者です。柔術が直接の原因かどうかわからないのですが、先週金曜日に直径3cm大の腫れが、左脚の内側のくるぶしから10cm上くらい(左脚内側のすねとふくらはぎの間)に急に現れました。次第に痛みが増し、歩くと筋が切れるような、皮膚が引っ張られるような感じとなり、びっこで歩くようになりました。現在も歩行時の痛みとともにむくみがあり、特にふくらはぎがパンパンになります。黒いあざも周囲に出てくるようになりました。湿布を貼って、なるべく動かないようにしていますが、今後の留意点を教えてください。お願いします。

こんにちは、ご利用ありがとうございます。

お話の症状から、下腿の筋の損傷(おそらく筋の部分断裂)と内出血が強く疑われます。
膝から下というのは、筋肉、神経、血管が筋膜の中に一つのセットとして存在します。このセットのことを筋区画、コンパートメントいうのですが、内部で出血するとこのコンパートメントの中が血液でパンパンになり神経や血管を圧迫してしまいます。(これをコンパートメント症候群といいます)

強い痛み、皮膚の感覚の変化、運動の不全、むくみ(循環不全)、これらは代表的な症状ですし、黒いあざは出血の後だと思われます。(コンパートメント症候群であれば、筋膜切開などの外科的処置を必要とする場合があります。)

RICEの初期治療は、腫れる前には有効ですが、もう腫れて症状が出てしまっていますからRICEだけでの治療では不十分です。(湿布も炎症を抑える効果はありますが、junさんのような場合、根本的な治療にはなりえません)

病院ではドクターに外科的処置が必要かどうかの判断をしてもらいましょう。

一刻も早い受診を、そして適切な診断、治療を受けてください!
(病院にかかるまでの間、RICEは励行してください。無理に歩かないで足の安静も保ちましょう。ご家族や友人に付き添ってもらい、車かタクシーで受診しましょう。)

11、すねとふくらはぎの怪我(柔術):経過報告

No360でアドバイスをいただいた者です。いつもアドバイスありがとうございます。経過をお伝えします。診察初日に、血が皮膚の下に溜まっている状況で、外科的な処置はとりあえず必要ないと言われました。原因として(1)何かしらの衝撃(2)細菌性(3)血管の腫瘍等が考えられるとのことでした。レントゲンで骨には異常はなく、松葉杖で負担をかけないように言われました。この4週間で内出血が踵、ふくらはぎ及びすね辺りに広がり、血が散っていると言われました。3週目に血液検査及び針を刺しましたが、炎症は起こしているが細菌性のものではないとのことでした。針を刺したときに血液を抜き、腫れが少し引き、痛みとむくみも引きましたが、3cm直径の腫れは依然残っています。負担はかけずに足間接を動かすように言われ、9月2日に造影剤MRIを撮ることとなりました。現在はこのようなところです

12、足首の捻挫(カラテ) 投稿者:etsuken 投稿日:2003/08/11(Mon) 20:29 No.364
はじめまして。
青森鳴海道場で空手歴1年の28歳(男性)です。

以前、雪道を歩行の際、滑って足首の捻挫をしたのですが、それ以降、ひねって転びやすくなってしまいました。組手のときにも一度足首を捻ってしまい、今では稽古の際は、足首にバンテージを固めに巻いたりしていますが、それ以外に何か予防方法はないでしょうか?

はじめまして!
この度はご利用いただき誠にありがとうございます。

足関節の捻挫が何回も起こってしまう原因の一つとして、足関節の固有知覚の消失があります。
足の関節の骨と骨の間隔や角度、距離といった情報は絶えず脳に送られており、それに伴い瞬時に適切な筋力やウエイトの配分を行っています。足関節を捻挫するとこの情報がうまく伝わらなくなってしまうんです。

ですから足首の捻挫をしてしまったら、筋力だけでなく、バランスや足底感覚のトレーニングをしっかり行うよう普段から選手には指導しています。

捻挫を防ぐトレーニングとして、両方のかかとをつけて、つま先を開いた状態でつま先立ちをする、というのも効果的です。
つま先を開くと脛の外側が、つま先をつけてかかとを開く「ハの字型」でつま先立ちをすると脛の内側が鍛えられます。内返しの損傷には前者が、外返しには後者が適しています。

エクササイズを行いながら、練習や普段の歩行では内側(土踏まず)での加重を心がけましょう。空手を修行されているのであれば、足の小指側に体重を乗せたのでは前屈立ちが成り立たないこと実感できると思います。

テーピングの方法は、当サイトのSGテーピングに紹介してありますのでご参照いただければ幸いです。その他、ブレースの着用も予防にはお勧めです。

投稿者:etsuken 投稿日:2003/08/18(Mon) 09:57 No.380
こんにちは。先日はお返事いただき有難う
ございました。
青森鳴海道場で空手歴1年の28歳(男性)です。

ところで、ブレースというのはサポーターのようなモノ
でしょうか?
オススメするメーカーなどありましたら、
教えていただきたいのですが。

お返事、ありがとうございます。
ブレースとはサポータによく似たものなんですが、危険な方向の動きを制限することができるものです。
それどれタイプがありますから、自分の怪我の状態にフィットしたものを探すと良いでしょう。
足関節用のものも様々な種類のものが出ています。


ありがとうございました。

実は左膝の外側も稽古を重ねたり、長い時間
歩いたりすると痛みます。
マメに冷やしたりはしているのですが・・・。


13、アキレス腱痛(ボクシング)
 投稿者:ささ 投稿日:2003/08/13(Wed) 00:25 No.368
はじめまして。ボクシング歴6年の31歳男性です。
1年前から両アキレス腱まわりが痛く、病院に行った所
アキレス腱まわりに石灰が出来て、炎症が起きている言われました。消炎剤やストレッチ、アイシングなどしても良くならず、ステロイドを打っても直らず最近では歩行にも支障がでています。病院に相談したら両足を手術して石灰を取り除くと直るよと言われました。手術以外に方法は無いんでしょうか?

こんにちは!

ご利用ありがとうございます。
アキレス腱炎が一年近く続いていらっしゃるようですね。ボクシングではフットワークやロードワーク、ロープスキッピングなど足首やアキレス腱に常に負荷がかかる練習が多いですから、炎症が治りきらないままにここまできてしまったのでしょう。
炎症が慢性的に続くと、組織が繊維化し、そこにカルシウムが沈着します。これを石灰化というのですが、石灰化した組織は残念ながら元に戻ることはありません。
ですから石灰化を治療する方法としては外科的処置(摘出)が唯一の方法となってしまいます。

それ以外は、石灰化はそのままに、炎症を抑えるという方向性があります。それにはある程度の休養と消炎(炎症剤、ステロイド、局所麻酔など)が必要となりますがそちらはもうすでに施行されているようですね。

ボクシングだけでなく歩行にも影響するほどのものですから、ドクターより手術の話もあったのだと思います。(単にアキレス腱が痛いだけではまず手術の話は出ませんから)
ただ、緊急性が高く、今すぐ手術が必要というわけではないのでしたら仕事や家庭などの状況もよく考えて決断しても遅くはないと考えます。

納得がいくまで担当ドクターに相談されることをお勧めします。

14、すねの腫れ(アメフト) 投稿者:Kicks 投稿日:2003/08/27(Wed) 21:39 No.395
こんにちは。35歳のアメフトプレーヤーです。(競技歴2.5年)踵の件はありがとうございました。
何とかトレーニングもアメフトも続けています。さて、今度は脛です。練習・試合中にぶつかったためか、何となく脛がぷよぷよして腫れっぽったいな、と思い、レントゲン撮ってもらいました。骨に異常はなかったものの、脛に水が溜まっていたとの事。今後は
1:足のトレーニングは控える。
2;アイシングを欠かさない。
3;練習においても走るのは控える。
との事でした。今もアイシングしながら、メールを打っていますが、こんなに簡単に水が溜まるなんて、ショックでした。今週末は練習あるので、無理しない程度に参加しますが、何かほかに対処法とかありましたら、教えてください。(サポーターの使用、治ってからのトレーニング、打撲しても水が溜まらないようにするための方策)

こんにちは!

打撲の後の処置は、まずはRICEが中心となります。
R:REST安静
I:ICE冷却
C:COMPRESSION圧迫
E:ELEVATION挙上
これは、スポーツ外傷の応急処置として基本となるメソッドですから覚えておくと便利です。詳しくは当サイトの格闘技医学のコーナーをご覧ください。この処置だけで軽症のものは治ってしまいますし、コンパートメント症候群などの選手生命に影響しかねない重い障害の予防にもなります。
初期はRICE治療や必要に応じた消炎をやっていきますが、炎症が治まったら、早速復帰へ向けてトレーニングを開始していきます。
トレーニングのポイントは3つあります。
@関節の可動域を戻す:脛をぶつけますと足首や足の指を動かす筋肉や神経にダメージがありますから、足首、指のストレッチを重点的に行います。イスに腰掛けて足を浮かし、足首から先だけを使って1から30までの数字を書いていくエクササイズは簡単なようで結構辛いものです。
A筋力を戻す:怪我をするとしばらく満足に動かせないため、筋力の低下が起きます。足をハの字、逆ハの字に開いての爪先立ち、かかとだけで歩くかかと歩行といった安全なものが薦められます。
Bバランスを戻す:怪我をすると神経と筋の伝達に支障が出て体全体のバランスが崩れやすくなりますから、眼をつぶっての片足立ちやバランスボードを利用したトレーニングなどを積極的に取り入れていきましょう。
サポーターの使用は、筋肉を暖める、圧をかけるという意味において有用だと思われます。RICEのページにも説明がありますが、RICEの目的は腫れを防ぐこと!
打撲してもすぐ圧迫、冷却すれば水がたまることはありません。
怪我をしたときの対策に、チームで氷と弾性包帯を準備しておくととても便利です。(QQ GOODS参照)

練習ではチームドクターがいない場合が多いと思いますので、チーム内でメディカルケアを行うとよいと思います。

15、スネが柔らかいのですが・・・(カラテ) 投稿者:ヒデアキ 投稿日:2003/11/29(Sat) 17:12 No.482
はじめまして。28際の男性です。キョクシン空手をやっています。

私はスネが柔らかくて困っているのですが、病気または特異体質なのでしょうか。
蹴りを受けられたり、堅い場所を蹴ってしまった場合、普通の人はスネが腫れますが、私はぶつかった場所がへこんでしまいます。もちろん激痛です。
サンドバッグを蹴ったり、ビンや棒で軽く叩いて鍛えたこともありますが、効果はまったくありません。
相手のスネと衝突したときなどは、私のスネはダイコン、相手のスネは金属のカドのように感じます。
子供とのごく軽いスパーリングでもスネのサポーターを離せません。
私の通っている道場にはこんな人は他にいませんし、整形外科にいったついでに聞いてみたことがありましたが、意味を理解してもらえませんでした。
関係あるのかないのかわかりませんが、私はヒザも弱く、堅い床にヒザをつけ体重をのせることが痛くてできません。
しかし拳立てなら堅い床でも痛みはまったくありません。
骨折の経験はありませんし、骨自体が柔らかいわけではないと思うのですが、なぜなのでしょうか。

ご利用ありがとうございます。

脛が柔らかくなってしまう状態としては、@内科的な疾患に関連する場合A血管やリンパ管の異常B外傷や感染によるものC骨や筋に問題がある場合などが考えられます。
@循環器、腎臓が悪い場合や内分泌的(ホルモンなど)に問題がある場合、脛骨の前に組織液がたまってしまうことがあります。
これらが原因と考えられる場合、内科的検査が必要です。
A静脈の異常やリンパ浮腫などで脛が腫れてしまう場合です。
Bスパーリングや組手で脛をぶつけていて、脛の腫れが治まらないうちに何度も何度もぶつけると、脛がやわらかくなってしまいます。一度ぶつけますと、ダメージを受けた場所の組織や血管が壊れ血液や組織液がたまってしまいます。これが吸収されないと、炎症が落ち着きません。
また、意外に格闘技のジムや道場で多いのが細菌感染です。脛や拳頭の小さな傷から、サンドバックやミットに付着した細菌(主にブドウ球菌)が進入、皮下組織や骨などに感染してしまうんです。
このような状態になれば、患部の熱感や痛み、発赤がみられます。
C骨が何かの原因でやわらかい場合もありえます。生まれつき先天的にやわらかい(骨の代謝異常など)場合はもっと小さいときにわかる場合が多いですが、後天的なカルシウムの利用障害やビタミン欠乏症などがあれば、骨軟化が起こりえます。
その他、これ以外にも脛の骨がやわらかくなってしまう原因はあるかと思います。

実際に見せていただければもっと詳しいことがわかるかもしれませんが、何かのヒントになればと思い考えつく原因を列挙してみました。ご参考いただければ幸いです。

ありがとうございました ヒデアキ - 2003/12/08(Mon) 12:34 No.488
腫れやむくみなどは普段感じませんし、痛みが引かないうちに脛を刺激するほど痛みに強くありませんので、該当するのは@またはCではないかと思います。
日常生活おいても、スポーツをしている割に体力が無く「なぜ?」と思うことが多々あります。
内科的な疾患があるのかもしれません。
どうもありがとうございました。


16、足関節の緩み(空手)
39歳、男性、空手をやってます。度重なる捻挫を完治させなかったせいか、靱帯が緩くなっているようで蹴りの際につま先だけがあたったり、歩行中の段差でかるく足首をひねっても直ぐに腫れ上がり捻挫症状となるようになりました。そこで効果的な足首強化方法を教えて頂きたいのです。よろしくお願いします。

ご利用ありがとうございます。

足関節の緩みは格闘家に多く見られる障害のひとつです。
初回の捻挫のとき適切な処置とリハビリをしっかり行わなかったことが、後々慢性的な傷害を招き、
「試合中なんでもない動きなのに転びやすい」
「パンチ、キックのときに体重が乗らない」
「スリップダウンが多い」
「疲労がたまりやすい」
「膝や腰の痛みが出やすい」
「組み合った際の踏ん張りが効かない」
といった様々な問題を生んでしまいます。
今春よりスタートしました格闘技専門リハビリテーションでも、即関節動揺性のある選手に対し、チューブトレーニングやバランストレーニングなど様々なトレーニングメニューを与え障害の克服に取り組んでいるのですが、その一部を格闘技医学のコーナー内に記載しておりますのでご覧いただければ幸いです。
ポイントとしては、筋力強化のみならず、固有感覚の回復も習ったトレーニングを行うことです。ご覧いただき、疑問点がございましたらまたご質問をいただきたく存じます。

ありがとうございました。さっそく試してみます。

17、アキレス腱周炎の際の練習(カラテ)
東北でフルコンタクト空手をやっている31歳の男です。競技歴は5年です。8か月前,サンドバッグを蹴っている時,左のアキレス腱に痛みが走り,それ以来痛みが取れない状態です。ちなみにその時は右の蹴りの練習で,傷めた左足は軸足でした。整形ではアキレス腱周囲炎と診断され,ボルタレンを処方され,服用しています.足技の稽古を控え,あまり動かさないようにしてますが全くよくならないです。このままでは,走りこみやローピングもできないので試合にも出場できません。アドバイスをよろしくお願い致します。

ご利用ありがとうございます!

アキレス腱周囲炎の治療は基本的には保存療法(手術をしないで治療する)という方法になります。

格闘技では、
@ジャンプやランニングの量を増やした、ミットやサンドバッグなどでのキックの練習を増やした、といったアキレス腱へ負荷のかかるメニューを増やした場合
A急激な体重アップでアキレス腱負荷が増した場合
B年齢と共にアキレス腱を含む下腿の柔軟性が低下した場合
などに起こりやすいです。

私どものクリニックでは、試合前に怪我をして時間がない選手に対しては炎症を押さえるために、塗り薬と湿布を併用させています。こうすると塗り薬の吸収が高まり、消炎鎮痛剤が2種類入ることになりますからトップアスリートやプロ格闘家にはお勧めの方法です。
基本的にはアキレス腱への負荷は治療にはよくありませんから、空手の稽古内容を変えていかなくてはならないでしょう。
走り込みやローピングに代わる練習法で追い込まなければなりません。水泳やエアロバイクなどはお勧めできるメニューですし、上半身強化、心肺機能強化もやるべきでしょう。
怪我というのは格闘家にとってつらいものですが、強くなるヒントをたくさん得られる場でもあります!
是非とも発想を柔軟にして、アキレス腱を守りつつ、今の強さを落とさないよう頑張ってほしいと思います。

御返答ありがとうございます。頂いたアドバイスを参考にして稽古を続けていきたいと思います。さっそく水泳とエアロバイクをメニューに加えます。押忍,ありがとうございました。

18、スパーリング中の小指の怪我(テコンドー)
アメリカでテコンドーをやっている20歳男です。日本にいたときは極真空手を1年ほどやっていました。テコンドーの競技歴は約半年です。一ヶ月ほど前、スパーリング中に左足の小指を痛めました。痛めたときはただのの打撲だろうと思い、いつものように氷で冷やしました。しかし普通の打撲なら2〜3日でよくなるものの、この場合痛みが3週間ほどとれませんでした。今は痛みはなくなりましたがまだ腫れが引かずしかも明らかに関節の形がおかしく、手で触ってみると骨が大きくなっている感じがします。これはなんなのでしょうか?師範に聞いても痛みがないのなら病院にも行く必要はないだろうということなのですが、少し心配です。アドバイスをよろしくお願いします。

こんにちは。

アメリカからご投稿ありがとうございます!
打撲は、受傷直後の応急処置で軽傷のものは治ってしまいますが、応急処置をしても痛みが続く、痛みが強くなってくる、変形を伴う、しびれや変色が見られる、動きが悪い、腫れがどんどんひどくなってくる、といったサインがあれば病院受診を考えてもよいと思います。

関節の形がおかしくなっているということで、変形の原因はいったい何なのか気になるところですね。骨に由来する変形なのか、骨以外の組織が原因なのか、よく調べてもらったほうがいいと思います。
怪我があると、体全体のバランスが失われ新しい怪我や事故が続発してしまうことがあります。足の小指とはいえ、特に立ち技競技では微妙な荷重に関係してきますから、テコンドーを安全に続けるためにも気がかりなことは解決していくとよいのではないでしょうか?アメリカでは日本よりもスポーツ医学がはるかに進んでいますからいろいろとドクターにアドバイスをもらえるかもしれません!

19、テコンドーでのアキレス腱痛
こんにちは,始めまして。テコンドーを始めて5ヶ月の29歳女性です。
一ヶ月前位、蹴りの練習中に右足アキレス腱に痛みが走り、普通に歩いたりしている状態では痛みがないのですが、足首を伸ばした状態(アキレス腱が伸びてる状態)の時に痛みがあります。また、正座など出来ない状態になります。
一週間くらい安静にしているとよくなるのですが、練習を再開すると、また痛みが出てしまいます。あまりにも足首を気にしすぎているせいか、最近では普通の状態でもアキレス腱がズキズキしたり、ピリピリしているような感覚があります。一週間に3回の練習に全て参加したいのですが、このような状態の為、一週間に一回のペースでしか練習できません。多少の痛みなら、練習しても問題はないのでしょうか?また、アキレス腱は鍛えればこういった故障はなくなるのでしょうか?ご指導の方を宜しくお願い致します。

アキレス腱に炎症の存在が疑われます。
まずはしっかりと炎症を抑え、アキレス腱部の不安をなくすこと、アキレス腱の痛みが引いてきたら、アキレス腱のストレッチを励行し、トレーニング後にはアイシングや消炎にて十分ケアすることを優先的に行ってみてはいかがでしょうか?

テコンドーをはじめられてから5ヶ月、基本的な動きも覚え、練習が楽しくなってくる時期だと思います。週三回、参加したいという意欲はとてもすばらしいです。
ただ、人それぞれにあったペースというものがあります。

今の状態が痛みを我慢して無理してルーチンの練習しなければいけない局面なのか、怪我のケアやリハビリ、トレーニングも練習の一環と考える局面なのかはわかりませんが、安全に健康に強くなるには、自分の怪我や身体状況、コンディションなどを正しく知ることが重要だと考えます。

実際に私どものクリニックにいらっしゃる格闘家の多くは、もっと自分の体をいたわってあげても良かったかもしれない、後輩には正しいケアを教えてあげたいのでやり方を教えてください、と意欲的な姿勢を見せてくれます。

格闘技医学のコーナーやANSWERにいろいろとヒントとなる内容があるかと思います。

20、足首の捻挫
はじめまして。フィットネスクラブで格闘技系のエクササイズを始めて1年になります。21歳女性です。小さい頃から足首の捻挫を幾度となく繰り返していて癖になっていたのですが、スポーツ障害に対する知識が薄いため何の対処もしないまま今まで来ました。
 昨年9月あたりに、運動中ジャンプからの着地の失敗で足首を傷めました。その後何の処置もしないまま放って置いたのですが、それ以来運動時に足首が痛み始め、現在では日常生活でも足首周りが力を入れるとじんわりと痛みます。
 一度接骨院に行き診てもらった所、足首の靭帯がかなり緩んでいてまた何度か捻挫を起こしたら危ないと言われました。その後何度か接骨院でマッサージ、電気、アイシングなどの治療を受けましたが、治る兆しがなく、今も痛みを抱えたままです。靭帯は一度伸ばしてしまうと治らないとも聞いたことがあります。
 あまりにも痛みが長引きすぎているので、整形外科で診てもらおうと考えているのですが、診てもらうときの注意点やドクターに聞いておいた方がいい事などありましたら教えてください。
 また、靭帯は一度のばしてしまうと治らないというのは本当なのでしょうか?
よろしくお願いします。

こんにちは!

足関節靭帯の損傷は後遺症が出やすい損傷にひとつといえます。1回目の損傷時にいかに適切な診断と処置、そしてリハビリテーションが行われるかでその後の生活が変わってきますから注意が必要です。
靭帯は損傷の程度にもよりますが、損傷が新鮮なうちは癒合が期待できます。逆に慢性化している状態で足首の緩みが出ている場合に癒合はなかなか期待しにくいところでしょう。

足関節損傷についての詳しい説明はプロのための格闘技医学のセクションに「選手生命を左右する障害 足関節損傷」というページがありますからご一読いただきたく思います。
また先日私どものクリニックにいらっしゃったカラテの選手が、足関節損傷のリハビリの様子を公開してくれています。(メディカルトレーニングのセクション)

現在の状態では慢性化していると思いますから、主治医の先生に外科的処置が必要か、リハビリで回復可能なレベルか聞いてみてはいかがでしょうか?

世の中にはいろいろな治療法がありますが、怪我の診断と状態を的確に評価してもらう意味で、これからは最初に医師の診断を受けることをお勧めいたします。
医学的に原因をクリアにすることなく、治療法だけ当てはめてしまうと合わないこともありますから、どんどん治療が遅れてしまう症例を見かけます。

早く正しい診断と治療を受けられると良いですね!
またのご報告お待ちしています。

21、踵の痛み
57歳の公務員10年程前から、踝の腫れがありました。特に痛みもなかったのですが、整形外科に行きましたら、悪性の腫れではないので大丈夫ですと言われました。5年程前から、ハイキング、ウォーキング、と、それまでよりも運動量が増えました。外反母趾もあります。2年前滑液胞炎と言われて湿布などいただきました。漢方の水分を出すと言う薬も飲んでみました。山歩きには、踵のしっかりした、皮製の靴をはいています。8時間ほど歩いた翌日などは、踵のサポーターをつけてそっと歩いています。普段は痛みはまったくありません
。タオルを指で・・・などの運動などもやっています。何かよい方法があれば教えていただければ幸いです。
まだまだ楽しく歩いて、山にも行きたいと思っています。どうかよろしくお願いいたします。

こんにちは!

お話によると、山歩き、ウォーキングなどの運動後に決まって症状が現れるようですね。

運動時のケアをこまめにやっていくことで、症状を少しでもかるくできる可能性があります。
ケアの方法としては炎症を抑える塗り薬やシップを必ず運動の際に携帯し、痛みが出てしまう前に使用することです。
格闘技選手のリハビリでも、炎症が予想される場合は炎症を抑えながらやることがありますが、これをスポーツの現場でも応用することが可能です。
運動前のストレッチや運動後のアイシングなどもケアの方法として推奨されます。

実際のやり方は格闘技医学のセクションRICEやANSWERに掲載してありますからご参照いただきたく思います。

自分の体に意識を向け、痛みや炎症を事前にキャッチしてケアしていくことが、より楽しいハイキング、ウォーキングにつながります!!これからも体に優しくがんばっていただきたいです。

22、足関節損傷とカラテ
フルコンタクト空手暦12年の40歳、男です。
数年前から練習中左足首に痛みを感じることが多くなり、気がつくと外側のくるぶし付近がいつも少し腫れた感じになっていました。それからは練習時いつもネオプレーンのサポーターをつけたり、時々接骨院に行くなどしてケアはしていたつもりだったのですが、近年は練習とは関係なく季節の変わり目等には足首全体が腫れて強く痛む事が多くなり、先日整形外科を受診してレントゲン撮影をしてもらいました。その結果、剥離骨折をおこして変形してしまっているところが3箇所あり、将来は歩くのも大変になるかも知れない等と言われてしまいました。出来れば少しでも良い状態にして空手を続けて試合にも挑戦したいのですが、どのような治療をするべきでしょうか?また、その間の練習は(ランニング・サンドバッグ打ち等)どの様に行っていったら良いものでしょうか?
お教え下さい。よろしくお願いします。

ご利用ありがとうございます。

お話からして、かなり慢性化していらっしゃるようですから、足関節の徹底的な筋力強化と神経系の強化を進めていくというのがひとつの選択肢だと思います。

私どものクリニックの格闘技専門外来では、怪我の状態と将来のゴール(試合など)に応じたリハビリテーションメニューを組んでいます。リハビリのメニューの一例がメディカルトレーニングや格闘技医学のセクションにありますので、ご参照いただけることと思います。

怪我をした状態での練習内容は非常に難しいものがあります。今はおそらく足関節周囲を鍛えることが一番の課題ですから、足首にリスクの高い運動例えば、左足を軸足としたサンドバッグやミットへの蹴りなどは控えたほうが無難でしょう。
バランストレーニングや足底感覚トレーニング、そしてつま先立ちや足の指歩きなどで徹底的に膝から下を鍛えていきましょう。またアキレス腱の柔軟性をアップさせることも再発防止につながります!!

もちろんアンクルブレースの使用や、テーピングなどの固定も練習時には必要でしょう。
練習後のケア、RICEも規則的に行うとよいと思います!

怪我をしたときに無理をして通常の練習をこなしてしまうと、かえって怪我を悪化させてしまう場合があります。体とよく相談しながら、ベストな治療とトレーニングをすすめていただきたいと思います。

こちらのページを参考にして少しずつでも足首周辺の筋力強化をしてみたいと思います。確かにアキレス腱の柔軟性も無いと思いますのでこちらも取り組んでみます。
本当は直接そちらに伺うのが一番と思いますが、地方在住なので中々難しいです。頑張ってみます。
ご指導ありがとうございました。


23、サンドバッグと脛の痛み(キックボクシング)
はじめまして!キックボクシングを習い始めて一ヶ月ちょっとの28歳男です。
初歩的な質問だと思いますが、アドバイスの方宜しくお願い致します。
現在、1日置きにキックの練習に通っており、いつもひと通りの練習後に固めのサンドバッグを3R蹴ってその日は終了しています。
しかし、サンドバッグ初日にいきなり打ち損じの為か脛に激痛が走り大きな内出血と腫れができました。
それからも内出血と痛みは引かないままサンドバッグを蹴っています。
蹴る度に脛に激痛が走るため、大変不安になりながらも何とかこなしています。
周りの人たちに聞いてみると「蹴ってるうち痛みにも慣れて、脛も強くなる」と言われるのですが、その傾向もなくとても悩んでいます。
ほぼ毎日サンドバッグを蹴っていくのと、休養を十分取ってからサンドバッグを蹴っていくのとでは、どちらが理想的な練習間隔なのでしょうか?
現在は『将来の為だ!』と思い、いつも痛みと腫れに泣きそうになりながらも、技術より『脛を鍛えたい』との思いだけで頑張っています。
怪我に関しての質問ではないかもしれませんが、このままの練習で本当に脛は破壊されずに鍛えられていくのか・・・不安になり質問させていただきました。
是非、ご回答戴ければと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。

こんにちは!ご利用ありがとうございます。

格闘技をやる以上、当然ですが怪我のリスクは伴います。問題は、怪我の程度がどのようなものか、だと思います。
少々の痛みを我慢して通常の練習を継続しても大丈夫なレベルか、医師の診断を受け、適切な治療を受けたほうがいいレベルなのか、そこを見極めるのがトレーナーや指導者の役目でもあります。

「蹴っているうちに痛みにも慣れて、脛も強くなる」というアドバイスは脛の損傷が軽度の場合だけであると考えたほうが、健康という面では正しいと思います。状態によってはければ蹴るほど悪くなってしまう場合もありますから、現在の状態を客観的に評価してもらうとよいでしょう。格闘技において、「痛みを我慢して闘うこと」と「怪我のケアをやらない」ということが混同されがちなのですが、この2つはまったく別のことです。格闘技の選手でも上に行く人は自分の体のことをよく知っていますし、かなり気を使います。彼らは、「どんなに激しい試合をしても致命的な怪我をしない」ことが格闘技においてもっとも大切なことであることを知っているからです。
キャリア1ヶ月と、まだキックを始めたばかりですし、これからも楽しく継続していただきたいと思います。
痛みがあまりに強い場合は、専門の医療機関にかかるのも一つの手段ではないかと思います。それが現時点の不安を解消するものになるかもしれません。
当サイトのANSWERに怪我のケースが、また基本的なケアのやり方が格闘技医学に掲載されておりますので、ご一読ください。

安全に確実に強くなってくださいね!

24、左足の痙攣(カラテ)
初めまして、怜と申します。
性別は女で、今年の11月で17歳になります。
つい最近、知り合いの通っている極真空手の道場に通い始めました。まだ白帯です。
スポーツと言う程では無いですが、幼少の頃からスキーとスノーボードをやっていて、今はダンスもやっています。
ご相談なのですが、空手に関わらず、スポーツ全般や、ダンスのストップモーションなどで、左足にずっと力を入れて立っていると、膝から下の辺りがガクガクと痙攣します。
特に空手の構えの時、右足を引いて、膝を絞り込み、半身になる『サンチン立ち』(申し訳ありません、漢字が分かりません;)でずっと練習している時によくなります。
痙攣自体はそんなに大きな物ではないし、立っていられない様な、もしくは動けなくなる様なレベルでも無いのですが、中二の頃に一度捻挫した方の足なので、ちょっと気になります。
後で軽くマッサージ等すれば治っている様ですし、本当に大した事は無いのですが、その場で出来る対処法等はありますか?
別に病院に行くほどでは無いと思うのですが、もう一度診て貰うべきでしょうか?(捻挫した時に行ったのは近所の整体です。)
最近左足首にちょっと違和感もあるので、気になり始めました。それから、これは同じ道場に通っている、青帯にラインの、高三の男性の事なのですが・・・。(ランニング等は別として、他にスポーツはやっていません。)
彼は身長が165センチで、私とほぼ同じです。筋トレ等、かなり努力をしていて、私から見れば筋肉もちゃんとついている様に思えます。
が、他の先輩方等に比べると、自分の体格が小さい事を気にしているらしく、体質的にも体重が増えにくい様です。筋肉の上に薄く脂肪をつけないとダメージが軽減されないらしいので、皆さんかなり体格はいいです。確かにそれに比べれば小柄なのかも・・・。身長を伸ばす・・・というか、体格を良くする方法、というのは具体的にどんな物があるのでしょうか?割と根拠無く、がむしゃらに筋トレやメニューをしている様なので少し心配で・・・。
安全な、必要以上に負担のかからない方法というのはありますか?
掴みづらい文章で申し訳ありません。宜しくお願いします。

こんにちは!ご利用ありがとうございます。

まずは痙攣の件ですが、痙攣がどのような原因で起きるかによって対処法が異なります。
筋力の偏り、低下に伴う単なるふるえであれば、筋力の向上を図ることで改善が見られる可能性はあります。
そうではなく、痙攣が病的なものだとしたら、原因を突き止めて対処したほうが賢明でしょう。専門医にかかるのも一つの方法かもしれません。(電解質の異常などで痙攣が来ることもありますから注意は必要でしょう)。

私がもしメディカルチェックをさせてもらうとすれば、
あなたの姿勢、歩き方に始まり、脚の長さや関節可動域筋力などをチェックさせてもらうでしょう。
捻挫の既往があるということで、筋力低下や可動域の低下、感覚の低下などがあるかもしれません。足首の捻挫は気をつけて対処しませんと後々いろいろな問題が生じてきます。
あなたの痙攣の原因が足首の捻挫に関係があるかどうかこの場ではなんともいえませんが、足首周囲の筋力、可動域、感覚を改善していくことは決してマイナスにはならないと思います。

体格を良くする方法ですが、
基本的には適度な運動、栄養、休養が大切です。
適度な運動で身体に刺激を与え、バランスよく栄養をとることで身体作りに必要な成分を吸収し、適度な休養でホルモンが分泌されて身体ができるのです。
文章にすると非常にシンプルなのですが、実はこれがちゃんと行われている格闘家は少ないのが実情です。練習量ばかり多く食生活がまったくなっていなかったり、オーバーワークで休養がほとんど取れていなかったりというパターンは多いです。
また運動にしてもその本人にフィットした運動をやっているかどうかで大きく異なります。
まったく違うタイプの選手のトレーニング法を真似していたり、負荷ばかりやたら大きくて身体作りに反映していなかったりというケースは少なくありません。

すこし抽象的な答えになってしまいましたが、
詳細なメディカルチェックと個別性を伴ったメニューで更なる効果が期待できると思います。

25、足首の靭帯とカラテ
はじめまして、極真空手を10年やっております29歳男です。去年の5月に試合で左足首(くるぶしの下あたり)を痛めてしまいレントゲンをっ撮ってもらたのですが骨には異常がないと言うことで完治しないまま稽古や試合に出ていたのですが足首の痛みや不安感がきえない為、先日総合病院で検査していただいたところくるぶしの下の靭帯が2本切れているようだと言われました。手術するとどのような手術になるのでしょうか?手術後の後遺症などもあるのでしょうか?もう少し試合に出たいと思っているのですが不安です。宜しければアドバイスお願いします。

はじめまして!

足首(足関節)の靭帯損傷は、選手生命を左右しかねない怪我の一つです。靭帯が切れたまま、そのままにしておきますと足関節が不安定になりまして、試合や練習でも踏ん張りが利かなかったり、転倒が多くなったりと、とても厄介な障害を生んでしまいます。

(詳しくは当サイトの格闘技医学のコーナーをご覧ください。選手生命を左右する障害、という特集がございます。)

さて、治療ですが大きく分けると保存的治療とメスを入れる手術療法があります。
手術療法の場合は、切れた靭帯を縫合し、関節の動揺性を改善させる方法が多いようです。
手術には当然リスクがつきものですから、後遺症等も可能としてゼロとはいえないでしょう。
(くわしいリスクは主治医の先生きいてみましょう。)
不安はぬぐえないと思いますが、
手術をすることのメリットがリスクを上回ると判断されたら、手術に踏み切れば良いと思います。
なんだか抽象的な答えで申し訳ありませんが、
損傷自体に緊急性があるわけではないですから、主治医の先生に、手術法、リスク、復帰までの期間、など気になることをまとめて、外来できいてみるとよいかと思います。

ありがとうございます。先生と話をしながら考えたいと思います。またお願い致します 押忍


26、足首の効果的なストレッチ(テコンドー)

はじめまして。25歳でテコンドーを一年近く行っている男です。以前から野球やスキー、バドミントンなどをしていて両足首をともに数回、捻挫を繰り返しとのとき特に気を使ったケアをしなかったせいか(もともと硬いのかもしれませんが・・・)今では柔軟性が非常に悪くなってしまいました。練習前、練習後、風呂上りなど足首を回すなどしてストレッチは行っていますがなかなか改善されません。これから寒い季節になりさらに柔らかくなりづらいとは思いますのでこの時期を過ごすにあたり注意点や、効果的な治療(?)方法、ストレッチの方法などあれば助言をお願いいたします。よろしくお願いします。

ご利用いただき誠にありがとうございます!

足首は、格闘家・スポーツ選手にとって最も重要な関節のひとつです。
立って移動するときには、人間は足の裏から、微妙な位置や角度、凹凸といったものを感じ、その情報を脳に伝えていくのですが、足首はその情報の通り道になります。
ですから、足首が固かったり、関節可動域(動く範囲のことです)が制限されていたり、靭帯が伸びたままだったりすると、情報がうまく伝わらず、動作のコントロールがうまくいかないという状態になってしまうのです。

ご質問にあります、足首の柔軟性アップ(ストレッチ)ですが、
私どもはトレーニングの際、大きく分けて2通りの方法をとっています。
ひとつは足の裏を地面から離して行う方法。すわって足首を回したり、ペアになって行うストレッチがこれにあたります。
もうひとつは足の裏を地面につけて、体重を移動させて行うストレッチです。
メディトレでよく行っているのは、カラテの前屈立ち、という立ち方が、実は足首の柔軟性を獲得するのにBESTな方法でして、柔らかくしたい足首を前足に設定し、どんどん前屈立ちを低くしていったり、体重移動をしたり、といったやり方でアキレス腱をストレッチしてやると、その後の動きがよくなる選手は少なくありません。また、内旋、外旋といった捻りを加えたストレッチも取り入れてもよいかと思います。
効果的な治療、というかリハビリ的トレーニングとしては、感覚を取り戻す訓練が有効です。不安定な場所でキープしたり、崩れたバランスを取り戻すトレーニングを意識して入れてみるとよいでしょう。
最後に、寒い時期の過ごし方ですが、練習前に足首を暖める裏技を。
薬局に行きますと、温湿布という唐辛子のはいった暖かい湿布を売っていますので、これを練習や試合前数時間前に使用する方法があります。
関連ページとして、格闘技医学のセクションに足首のトレーニングや、湿布の使い方などがありますので合わせてご覧いただければと思います。

お返事ありがとうございます。
やはりストレッチあるのみ!ということで地道にがんばろうと思います。
カラテの前屈立ちと言うのもどのようなものかわかりませんが、
調べて実践したいと思います。
このたびはありがとうございました。

27、脛の腫れ(キック)
はじめまして、15歳、キックを一年半程やっています。 
半年くらいに前にシャドーをしているときトレーニングマシンを蹴ってしまい脛が腫れてしまいました。ほっとけば治るだろうとおもいそのままにしておきました。打ち付けた時より痛みはかなり引きましたがまだはれています、軽く触るとビニールに水を入れたときのような感触がして、強く押すとしこりようなものがあります。サンドバックなどを蹴ると痛みはあまりありませんが脛に違和感をかんじます。僕はいずれプロになりたいとおもっていますのでこうゆう怪我は治しておきたいです。何か治療法がありましたら教えてください。よろしくおねがいします。

ご利用ありがとうございます!

最初に受傷されたのが半年前とのことで、まだしこりのようなものが残っているのですね。

組織が破壊されますと、そこに血液や組織液がたまってしまい、腫れてしまいます。腫れたところにずっと刺激を加えますと、その腫れがなかなか引かずに残ってしまうことがあるのです。
今後は、練習後にはアイシングと軽い圧迫を励行し、夜寝るときも足を高くしてすごすといった工夫が必要だと思います。
私がかかわっているプロ選手の場合、赤くなる、熱を持つ、腫れてくる、痛みが出るといったときは炎症が疑われますから、まめに炎症を抑えるべく、シップや塗り薬といった炎症を抑えるものを積極的に使用し、慢性化しないように努めています。ご参考いただければ幸いです。

28、シンスプリント(ボクシング)
こんにちはボクシングを始めて1年の男です。
半年前からふくらはぎのすねに近いところが痛み出したので、近くの整骨院に見てもらったところシンスプリント(骨膜炎)と診断され「ストレッチをもっとやりなさい」と言われストレッチを丹念に行ったのですが、直ったり再発したりの繰り返しなので本気で走り込みとかができません、何かいい治療法があればアドバイスお願いします。

ご利用ありがとうございます!

骨膜炎がおきているのでしたら、まず第一に行うべきは、炎症を抑えることだと考えます。

ストレッチや動作改善も、原因の改善という意味では重要ですが、炎症が強い場合や急性期には、炎症を治めなければなりません。
炎症をそのままにしておいてストレッチや運動をすると、かえって炎症が悪くなったり、直るまでの期間が延長したり、最悪慢性化してしまい、選手生命に大きな影響を与えてしまいます。

私が復帰へのプランを立てるとするならば、場合、炎症を抑えるという意味で、無理な運動は控えつつ、抗炎症剤を処方し、RICE処置と、股関節から上の運動を中心にメニューを組むと思います。
シンスプリントの状態を見ながら、
ウォーキング、ジョギング、フットワーク練習の順に負荷を上げていき、
スタミナ面はエアロバイクや下腿に負荷の少ないサーキットトレーニングをすすめていくと思います。

選手として成功するには、いかに悪い部分を休ませながら、強さを維持していくか、という視点を持つことも重要だと考えます。


29、サッカーでの足首の緩み

サッカーをやっている28歳の者です。2ヶ月前ランニングの後に足首をまわすストレッチをしていると、ゴリゴリと変な音がして足首が腫れてきました。1ヶ月くらいして腫れはだいぶ引いてきたのですが、サッカーやランニングをしていると踝の下あたりからアキレス腱の奥のほうが、こすれるように痛みます。整形外科に見てもらっても骨には異常がないようです。捻挫ではなさそうですが、足首がうまくはまっていないような、グラグラするような、安定していない状態です。また怪我してから気になるのですが、歩くときも走るときも、足の外側ばかりに重心がかかっているような感じがします。完全に休養したほうがいいのか、やりながら治していけばいいのか、どんなリハビリ・トレーニングを行えばいいのかアドバイスいただきたく、よろしくお願いします。

ご利用ありがとうございます。

「足首のぐらぐらする感じ」を総称して足関節不安定症と呼ぶことがあります。運動時に靭帯を損傷し、それが適切に修復されずに足首がゆるくなってしまうケースが多いのです。
2ヶ月前に足首が腫れてきたということで、おそらくはそのときに靭帯を含む軟部組織(骨以外の組織のことです)の損傷が少なからずあったのではないでしょうか?

このような場合、靭帯癒合のために固定や足関節の運動制限が必要ななってくるのですが、このケースの場合時間がたっていることから、今から固定してどのくらい効果があるかは疑問ではあります。
今から行うとすれば、やはり足関節の評価とリハビリテーションそして足首の適度な保護になるかと思います。
足関節周囲の徹底した筋力強化、足底感覚の強化、バランス訓練を中心に競技動作につなげていくトレーニングが必要でしょう。足首の筋力強化は、ゆるくなってしまった関節をタイトにする目的で行われます。マシンなどだけではなかなか難しい面があり、私どもではマニュアルでの負荷や、チューブ、バンドを用いた負荷を多用しています。ベンチプレスやスクワットなどに比べてはるかに地味なトレーニングですが、だからこそ必要なトレーニングでもあります。またバランス訓練も、ボードやマットを利用したり、対人で行ったりといろいろなアレンジをしています。一度いためた足首は、感覚が低下していますから、転倒しやすくなってしまいます。ですからスポーツマンの場合、筋力強化だけではなく、感覚のトレーニングも重要になって来るのです。

これらのトレーニングにおいても、土踏まず側を意識的に強化し、足のアーチで床を捉えるようにしていくと内側の加重に近づいてきます。(格闘技医学のセクションに一部掲載してあります。ご参照いただければ幸いです。)

プレーのときにはアンクルブレースを使用して、足関節の保護に努めましょう!

再発を防ぐ意味でも、今後のプレーの質を向上させる意味でも、しっかりとリハビリを行っていただきたいと思います。


30、足の骨折と柔道復帰
柔道を始めたばかりの16歳です。一ヶ月ほど前の練習中に、くるぶしを強く打ちつけてしまいました。始めは捻挫だと思って病院にはいかなかったのですが、一週間後にくるぶしを蹴られ腫れがひどくなったので病院に行きました。そしたら骨折とのことでギブスを4週間しました。今ではギブスも取れて自由に歩けるのですが、まだ腫れが引かないんです。そして痛みもあります。医者はそのうち治るといいましたが、柔道を始めるにはあとどれくらい時間を置いたらいいのですか?

こんにちは!

まず4週間固定したとのことで、その後の骨折の具合を評価してもらわなければならないでしょう。
骨の癒合までは少なくとも6から8週以上はかかりますし、
柔道復帰を目指すならば、再骨折を防ぐ意味でもきちんとレントゲンを含めた検査でフォローアップしてもらったほうがいいでしょう。
4週固定すると、当然のことながら筋力や柔軟性、感覚が低下してしまいますから、筋力強化、ストレッチをはじめとしたリハビリ的トレーニングと、ノンコンタクトのトレーニングを経て、徐々に競技復帰を目指すべきでしょう。

柔道再開までの時期は、実際に見たわけではないのでなんともいえませんが、私がもし主治医でしたら、
@運動で痛みや腫れがなく、
Aレントゲン上骨癒合が見られ、
B筋力、可動域、感覚が90パーセント戻った、
らGOサインを出すかと思います。

柔道をはじめ、格闘技では安易な練習復帰は危険性が高いですから、あせらずに怪我の治り具合を専門的に判断してもらい、決めていくと良いでしょう。


31、中足骨の鍛え方(カラテ)

42歳会社員で、週に3回フルコンタクト空手を練習し、残り、自主トレーニングに励んでおりましたが、75kg以下で試合に出るため、通常79.5kgの体重を減量し、76kg迄減量中の組手の際、右の中段蹴りを抱え込まれ、軸足を刈られた際、骨折しました。ギブスをはずす迄、上半身中心のトレーニングを行い、ギプスはずれてから、下半身も鍛え直すつもりですが、今後の対策として、中足骨の鍛え方をお教え頂ければ御幸甚です。(カーフレイズ等はおこなっておりました。)

中足骨を鍛えるには、足関節以下の筋肉を徹底して刺激することです。

足の指歩きや足関節の底屈、背屈運動、
つま先立ちなどのバランストレーニングも効果的でしょう。
やわらかいものから軽く蹴っていき、徐々に負荷を大きくしていくのも一つです。

今回、骨折してしまった原因は、おそらく
減量による栄養不足でしょう。
骨というのは常に破壊と産生を繰り返している組織です。

急激な減量で、たんぱく質やカルシウムやビタミンDなど、骨に必要な栄養素が欠如しますと、危険です。
人体はカルシウムが足りなくなると、骨からカルシウムを調達してきます。

減量中の選手の怪我が多いのはそのためです。

また、年齢が上がるほど骨はもろくなりますから、年齢が上がるほど、栄養面の注意は必要です。

格闘クリニックでは、無理なく安全に減量するための方法を指導しています。

くれぐれも再発に気をつけて、頑張ってください!

32、中足骨骨折固定後(カラテ)
42歳会社員で、週3回フルコン空手練習しております。以前にも投稿させて頂きましたが、捻挫等で起こるのは、第5中足骨骨基部骨折のギプス固定で、私の場合の第5中足骨骨幹部骨折は、プレート及びKワイヤー固定のオペが多いとなっておりました。私の主治医は、ギプス固定を選択されましたが、現在3週間過ぎ、ギプスまき直しで、後2週間ギプス固定ですが、その後、予後良好か不安です。疼痛及び歩行違和感をなくす為、どのようなリハビリがベストか御教授頂ければ御幸甚です。
主治医は、受傷時の骨折部のズレは少ないと判断されました。

一般的に、固定後のリハビリは
筋力強化、関節可動域訓練、感覚強化、そして加重と歩行訓練ということになります。
(ちなみに格闘家の場合は、ここから一歩進んだ競技復帰のためのリハビリテーションプログラムとなります。格闘家のリハビリテーションは、固定期間は安全な範囲での心肺機能トレーニング、固定後は局所のリハビリテーションとトレーニングを並行して行います。)
予後については不安もあると思いますが、そのような場合は固定期間中であってもレントゲンをお願いするなどして骨癒合は上手くいっているか、ズレはないかなどチェックすると少しは不安もやわらぐかと思います。
おそらくは主治医も、固定後にはリハビリテーションを考えていらっしゃるかと思いますから、今後どのようなプランになるか思い切ってたずねてみてもよろしいかと存じます。

固定期間は何かと不安だと思いますが、
回復のイメージをしっかり持って、あせらず頑張ってください!!

33、足刀の打撲(少林寺)
初めまして!いつも参考にさせて頂いています!今回自分の怪我についてご相談したくメールさせて頂きました。21歳の男です。去年の6月半ばから少林寺拳法を8ヶ月習っています。自分のしてしまった怪我は(こんな理由でご相談して申し訳ございません・・・)、すごくイライラしていて右足の足刀蹴でベットの足部分(あとで触ったら電信棒並の硬さでした・・・)を思い切り蹴り,物凄く痛く骨折したかもと思う程でしたが整形外科でレントゲンを撮ってもらったら骨折はしていないと言われました。打撲といわれました。湿布を貼ってればいいといわれたので、湿布は1日中貼り少林寺拳法の練習はしていました(2週間位です)。ただ打撲部分に何か軽く触れるだけで叫ぶくらい痛く、用があり夜靴を履いて7分程歩いたら、その夜どんどん腫れてきて打撲部分だけでなく右足の足底(アーチ部)がすごくつったような感じでかたくなってきて、これはまずいと思い次の日近くの接骨院に行きました。もう2週間以上通っています。初めは「とにかく歩くな」と言われていましたので、歩くときはひたすら右足をかばっていました。そのせいか右足ふくらはぎとアーチ部がまたつったかんじになり、それを言うと「普通に両足で歩け」と言われ、今は普通に歩いて2日めです。今はすごく良くなっていると言われていますが、どうなのでしょうか。接骨院では2週間で治ると言われましたが、まだ治っていません.足刀部分も腫れもまだあり左に比べでっぱっています。打撲部分もまだ軽く紫色をしています。特に右足のストレッチもだめと言われているため、特に右足首の柔軟性が落ち、ふくらはぎとアーチ部のつったかんじもまだあり正直不安です。治療は電器療法だけです。今は湿布もしないでよいと言われていて「歩いて温めて血液循環
を良くすれば治る」と言われましたが、つったかんじもあり正直いつ治るのかと思います・・・。色々インターネットで調べましたが、格闘クリニック様にご相談するのが一番と思い、こんな良く分からない文章で申し訳ございませんが、何かご回答をお願いしたいとおもいました。よろしくお願い致します。自分でできる治療などありましたらお願いします。あと、ストレッチはやってよいのでしょうか。もう歩いて「使って」荒治療で治したほうがよいでしょうか。少林寺拳法はいつできるようになるのでしょうか。ほんとうにやりたくてしかたありません!先生はお忙しいのにもかかわらず、こんな相談をしてしまい申し訳なく思っております。

こんにちは!

見るからに(聞くからに?)痛そうな怪我ですね。

怪我をしてしまったのは仕方がないとして、
その後の練習復帰が少し早かったかな、という気はします。

打撲の場合、組織がぶっ壊れているため、組織が修復するまである程度の安静が必要です。とはいえ、足ですから、歩いたり移動したりするだけで安静状態を保つのは難しいのが現実ですがそれ以上の負荷をかけることは良くないと思います。
怪我のあとに、無理して怪我をする前と同じ練習を続けたために、怪我が悪くなってしまうということは少なくありません。また、怪我は、必ず新しい怪我や事故を呼びますから、そのようなときこそ代わりになる練習を行わなければいけないのです。

現在、行われている治療に不安を感じていらっしゃるようですから、そういうときには思い切って、最初の評価から再スタートしてみるのも一つでしょう。もしかしたら、最初にレントゲンをとってもらった時よりも、状態に変化が出ているかもしれませんから!!炎症が強い場合は、運動療法や電気などはかえって逆効果です。循環が良くなることで、かえって炎症が悪化してしまう場合がありますから痛みや腫れ、熱感などのサインがあれば炎症を疑ったほうが良いでしょう。
もしあなたが僕の患者さんであれば、まずは現在の炎症を抑えることに全力を尽くすと思います。そして炎症が治まってから運動療法などの適応かどうかを探って行くでしょう。

今の状態を客観的、専門的に評価することなしに、自分流の治療やストレッチを行うのもうまくいけばいいですが、そうでない場合もあります。客観的、専門的評価というのはレントゲン、血液検査、診察といった医師による評価ということです。
一日も早い復帰のためにも、まずはあせらずに足を治し手欲しいと思います。そして不安なく、少林寺をやってほしいと願います。

34、骨折と固定期間(野球)

格闘技のホームページと知りつつも、何処にも相談できず、メールさせて頂きました。我が家の息子は、現在中二(14歳)野球をやっており、遊んでいるときに足首の細い骨を骨折しました。六週間ギブスをし、病院に行ったところ、まだくっいていないと言われ、現在もギブスをしています。人、それぞれ治る時間は違うのはわかりますが、少し長いような気がします。
レントゲンを見たところ、折れた部分がまだはっきりわかります。何か不安です。

こんにちは!

骨折の固定期間は、本当に骨がくっつくのか、
このままくっつかないのではないか、と不安、心配でいっぱいです。

おっしゃるとおり、骨癒合までの時間には多少の個人差はあります。癒合までの期間は、部位や状態によって異なりますが早くても6から8週、12週過ぎてからようやく癒合が見られるケースも少なくありません。

癒合しやすいかどうかは、骨折面(骨が折れた面)が互いに接しているかどうかによって大きく左右されます。
接している面が少なかったり、距離が離れていれば、当然骨癒合しにくかったり、遅くなったりします。

また血行不良や栄養不良がある場合、また固定がしっかりしていなくて、骨折箇所が常に少しずつ動いてしまっている場合などは癒合の遅延につながってしまいます。

まだ六週ということで、これから癒合がレントゲンに写ってくる可能性はあるかと思いますが、どうしても不安な場合は主治医に今後の治療プランを含めて相談してみるのも一つかとおもいます。

息子さんのご回復をお祈りしております。

35、前蹴りの際の突きゆび(テコンドー)
はじめまして。性別は男で27歳、テコンドー暦4年の者です。
3ヶ月程前にテコンドーの練習中に前蹴りをした際、左足の親指を突き指しました。その時は一日ほったらかして、翌日から氷で冷やしたのですが、その後左足の親指の付け根部分の骨がでっぱり、底の硬い靴を履いて立っていると足の裏の親指の出っ張り部分に違和感を感じます。痛いというほどではないのですが、何となくうっとうしい感じがするのです。
このまま自然と治ることはないのでしょうか。

こんにちは!

足の親指の付け根は、非常に組織がタイトで狭い中に神経や血管、靭帯、腱といった組織が密集している部分ですから、骨折や打撲で内出血が起きると腫れやすく、またいろいろな障害が出やすい部分といえるでしょう。

突き指した際に、組織がどのようになっていたのかはわかりませんが、変形が残るような状態に損傷していたのか、もしくは腫れた部分がそのまま残ってしまったか、というのが今の状態ではないかと予測されます。

時間もたっていることですから、
どこまで元に戻るかわかりませんが、運動療法や温熱療法などで循環を良くしたり、腫れを押さえる薬を内服することで何かしら改善が見込めるかもしれません。

気になるようでしたら、専門医を受診してみてはいかがでしょうか?

36、足首の痛み(テニス)

初めまして!!こんにちわ。
硬式テニスを始めて3年目、18歳の高校生です。部活で毎日テニスをやっています。最近外で打ち始めるようになってから打ったり走ったりしてる時は何でも無いのですが、休憩中や部活が終了すると決まって足を引きずるほど右足首が痛いです。初めは一晩休んだり湿布をすると治っていたのですが、ここ5日間位朝も痛みがあります。痛む場所は右足首の内側です。腫れは無く押しても痛みはありません。
着地の失敗、捻った覚えはありません。練習は今よりも冬の筋トレの方がかなり厳しかったのですが足首の痛みは全くありませんでした。バランス感覚を鍛えるため爪先立ちが部活のメニューに入っています。
部活引退まで後1ヶ月。出来るだけ休みたくありません。練習中、終了後のケア等含めて教えていただけませんか?お願いします。

まず前提として、運動を続けても大丈夫な状態かどうかの評価は必要でしょう。

今回は骨にも異常がなく、運動は可能、と医師からの判断がついていることを前提にお話させてください。

練習中のケアは、まずは足首にかかる負荷をいかに軽減するか、につきます。
テーピングを上手に行い、右足首の内側に負荷がかからないように気をつけなければなりません。テーピングのやり方を文章で説明するのは極めて難しいのですが、ポイントをいうと、痛みが出る方向への可動域(関節の動く範囲のことです)を制限し、足首を負担を減らすように固定してください。アンクルブレースという固定具を使うのもひとつの手ではあります。
練習後は、必ずRICEと湿布、塗薬併用による消炎を行い、足首をいたわってあげてください。

残り一月、悔いのないように頑張ってくださいね!