「技」を極める! トップ選手による「オレ流」技術解説 打撃編  

極真北海道王者、木村賢二選手の「前蹴り」パート1



極真北海道王者、木村賢二選手流、前蹴りの解説。


体幹をフルに使い、鋭く蹴りに生かすスタイルのため、


モーションが少ない割りに、一気に蹴りが飛んできては、


ミットに爆発音が残る。


同じパターンで、ミドル・ハイキックも。



木村賢二選手の「前蹴り」パート2


後足にのった体重が、一気に前方へ移動して蹴り足に乗っている。

基本的に、ハイ・ミドル・前蹴りが途中まで同じフォームのため、

対戦相手は軌道が読みづらい。



正道会館4連覇!大渡 博之選手のミドルキック



正道4連覇、極真世界大会代表にもなった電通マンの社会人カラテ家、大渡 博之選手によるミドルキック。

もともと細めの体格、軽量であったため、

軸を真ん中に残して蹴る基本の蹴りではなく、一気に軸足側へ体重をシフトして蹴るミドルを体得したという。

この体重の乗ったミドルを試合序盤思いっきり叩き込み、

パンチと膝につなぐのが大渡スタイル。




キック王者 石川 直生選手の肘打ち パート1


全日本キックフェザー級王者、石川 直生選手による肘打ちの解説。

クロールの動きを応用して、横からではなく、上からミットを触る練習からスタート。



キック王者 石川 直生選手の肘打ち パート2 



肘打ちのコンビネーション。

体幹、下半身、上半身の動くタイミングが見事に一致している。




女子キックチャンピオン  グレイシャア亜紀選手のローキック


女子キック王者、グレイシャア亜紀選手によるローキック解説。

小柄な体格をフルに生かし、

骨盤ごとぶつけていくスタイル。

狙うポイントも大腿の筋腹ではなく、

筋腱移行部の比較的筋の薄い部分を狙って蹴っている。





極真超党派王者 北島 文人選手のハイキック



蹴師の異名をとる、極真無差別王者、北島アヤト選手による上段回し蹴りの解説。

股関節を外旋し、軸足の踏み込みを鋭くして一気に回転する。

上肢はSの字を描くようにして、

体幹以下の加速に関与させる。

中段、下段も同じように蹴る。




カラテ全日本大会4連覇!渡邊将士選手のノーモーション上段膝蹴り

アキレス腱断裂の不運を完全克服し、勇志会館主催の全日本選手権を4度制し、極真でも上位進出を果たした「他流派荒らし」・フルコンタクトカラテスクールの渡邊将士選手による上段膝蹴り。

多くの選手が、全身の筋肉を連動させジャンプして上段を狙うところ、

渡邊選手は上半身をほとんど動かさずに蹴ることで相手に察知されにくいノーモーションを実現している。

しっかりした体幹と、重い腰、そして股関節から膝までが長いという骨格的特長が渡邊選手独自の蹴りを生み出している。


彼の驚異の蹴りを学びたい方↓
フルコンタクトカラテスクール渡邊道場





渡邊将志選手、上段膝蹴り&内回し蹴り





コンビネーションや動きの中でのの上段膝蹴り、そして内回し蹴り。


相手の視界の範囲を考慮して、また自分の目線などをフェイントに使いヒット率を上げている。

内回し蹴りは、相手のおなか側から蹴るパターンが多いが、渡邊選手は逆方向から蹴ることができる。

股関節の外旋(膝を外側に向ける動き)が蹴りにそのまま生き、シャープな蹴りとなっている。

フルコンタクトカラテスクール渡邊道場


新田明臣選手のローキック





K−1MAX日本代表決定トーナメント、ファイナリストの新田明臣選手のローキック。
こちらからガンガン蹴りに行くのではなく、さそって相手が出てくるところにローキックを的確に当てていくのが新田流。

打たれ強さと基礎体力、がずば抜けている新田選手ならではの、

職人芸とも言えるオリジナルのローキックであるが、最大のポイントは蹴るタイミングにあった!!!


新田明臣



CRAZY884の変則左フック




キック・ミドル級の新星、

超個性派格闘家、

CRAZY884選手の変則左フック。

ジャブで相手を中央に引きつけ、

同じ軌道から突然フックに変化する!


CRAZY GYM
山田隆博選手のハイスピードコンビネーション
元全日本フライ級王者、山田 隆博氏によるスピードアップの解説。


「頭のリズムを変えないと速くならない。」

「コンビネーションをひとつとして捉える。」

「0と1しかイメージしない」


などなど、強くなるヒント満載です!

スピードスパーリング映像はこちら↓
http://jp.youtube.com/watch?v=BVhLeSN2HuQ





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