内臓損傷

体幹部への打撃で気をつけなければならないのは、内蔵損傷の評価です。腹腔内の出血は、外見上判りにくいためサインを見極めることが必要です。
普段の練習においてボディーへの打撃等には慣れている選手でも、内臓の損傷を伴うと危険です。
また、まだ体が出来ていない幼少年期は特に注意が必要です。

内蔵損傷のサイン
耐え難い痛み
吐き気
嘔吐
腹部の痙攣や硬直
ショック症状
激しい血便
尿の変色(血尿や混濁尿)など


以上のサインが3分以上続くときはすぐ病院にかかる。

原則@選手に飲食物を与えない。
    A症状がおさまっても、しばらくの間病態が悪化していかないかどうか監視する。
     それまでにみられなかった新しい変化が現れた時はすぐに病院にかかる。