パンチドランカー予防プログラム










格闘技メディカルトレーニングでは、パンチドランカー予防のプログラムとして、
意識の覚醒や記憶のトレーニングに取り組んでいます。

記憶には、生年月日や故郷のことなど、脳に十分定着した状態の「長期記憶」と、昨日の朝ごはんのメニューや数分前に聞いたばかりの電話番号など、まだ脳に定着していない「短期記憶」があります。

パンチドランカーと呼ばれる状態では、短期の記憶が傷害されることが少なくなく、いわゆる物忘れが激しくなってしまいます。

写真のように二人組みを組んで、お互い記憶に関する簡単な暗算やテストを行うことにより脳が覚醒し、よりクリアな状態で練習やスパーリングに向かうことができます。

また、スパーリング後にぼーっとなることが無い様、頭をフル回転させることも試みています。

これらのプログラムが、実際にどの程度ドランカーを予防できるかどうかはまだわかりませんが、

脳を覚醒し、活性化させることでグンと集中力も高まることから、選手の間では人気のあるトレーニングのひとつです。